時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
沖田さんは、いつになく真剣な表情だ。
沖「聞いてほしい、ことがあるんです。どうしても。」
瑠『……分かりました。』
瑠偉は居住まいを正し、沖田さんと向き合った。
そして、沖田さんが口を開いて話し出した。
沖「単刀直入に言います。」
瑠『はい。』
沖「私は、あなたが好きです。」
瑠『………はい?』
一瞬、冗談かと思った。
騙して、からかっているんじゃないかと思った。
でも、
沖田さんの瞳は真剣そのもので、本気だと分かった。
沖「あなたが……消えてしまうなら、その前に気持ちを伝えたかったんです。」
私は、もうすぐ消えるのだろう。
想いには応えられない。