時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
だが、次の言葉もまた、予想外だった。
沖「だって瑠偉さん、私じゃない人に恋してるじゃないですか。
断られる、って分かりますよ。」
瑠『は?』
恋してる?
私が?
瑠『誰に?』
沖「え?気づいてないんですか?」
沖田さんは数秒、唖然して、
沖「あ、あっはははは!」
爆笑しだした。
瑠『なんで笑うんですか。この腹黒甘味好きめ。』
沖「だ、だって、気づいてないとか、有り得ないですから!」
そう言ってまた笑い出す沖田さん。
なんか私は腑に落ちない。
ムッとした私の顔を見て、さらに笑う沖田さんを斬ってやろうかと思った。