時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
総司がきたのは中庭だった。
月がでていて、綺麗で、目を奪われた。
そういやー、アイツが来たのもこんな月が綺麗な夜だったな。なんて思った。
沖「ねぇ土方さん?私、瑠偉さんに告白しました。」
土「あぁ、そうかよ………って、はぁ!?」
いきなりの総司の言葉に俺は間抜けな声を出してしまう。
それに対して総司は呆れた顔をしやがるからムカついた。
土「なんだぁ?総司、その顔は。馬鹿にしてんのか。」
沖「鬼の副長ともあろう人が、私が瑠偉さんに告白したと聞いただけで動揺したことに呆れてるんですよ。」
俺はウッと言葉に詰まる。
動揺したことに動揺したんだ。
総司が林に想いを伝えたと聞いて、もしかしたら恋仲になったのか………なんて、胸を痛めたことに自分自身が信じらんねー。