時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】




土「………ぁ゙あ゙?」



その意味が分かった俺は、脅すような低い声を出した。


しかし、総司は「やっと気づきましたか。」と言ってニコニコ笑ってやがる。




沖「二人して鈍感なんですもんー。じれったいんですよ、二人を見てると。」


土「……てめぇ。」



沖「瑠偉さんが泣いていたら、涙を止めたいと思うでしょ?
瑠偉さんが笑っていたらその笑顔を守ってやりたい……そう思いません?」






俺は思い出す。


俺は、林が泣いていたら抱きしめていた。頭を撫でていた。


アイツが笑うと俺の心は軽くなる。






それが恋だというのなら



土「俺は、だいぶ前から林に惚れていたのかよ……。」



なんか、すげぇ癪だ。







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