時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
「あぁ………って、はぁあ!?」
私の言葉を、時間をかけて理解した土方。
急に叫んだな。
『はい、土方が雰囲気壊したー。空気読めよ。
しかも叫ぶなよ、発狂か?発狂したのか?……って、もともと狂ってたな。ゴメン。』
「いきなりあんなこと言うからだろうが!」
逆ギレですか。
大人気ない。
『まぁ答えは分かってるから言わないでいい。いずれ消える奴に告白されても……なぁ?』
「ぁあ?お前……なに決めつけてんだ。」
土方は急に真剣な表情になる。
断られる。
そう思っていたのに
「俺も、お前が好きだ。……むかつくけどな。」
私が思っていたのとは、正反対の答えだった。