時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
『は?そんなの嘘、でしょ…――!?』
いきなり、
目の前が真っ暗になって
ふんわりとした温かさに包まれた。
私は今、土方の腕の中だ。
「お前なぁ。俺の告白ぐらい信じろよ。」
溜め息混じりで土方は言う。
『女好きで女遊びなんか日常茶飯事の土方が?
島原に行きまくって遊女にモテまくりの土方が?
私を好き?』
「………お前の俺の印象ってそんなんだったのかよ。」
土方はガックリした様子だが、気にしない。
誰から聞いたんだ?と土方に言われたので
『沖田さん情報。』
と、言うと
「総司の野郎……。後で斬ってやる。」
土方は般若に進化しました。
あ、
こんな般若のこと好きな私ってなんか嫌だな。
自己嫌悪に陥ってしまう。