時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
『まぁ、土方の言うこと信じるよ。
私って、土方のこと一番信用してるらしいし。
土方に一番心を開いているらしいし。』
私がそう言うと
土方はちょっと嬉しそうな顔になった。
でも私にバレないようになのか、必死で無表情になろうとしている。
―――ちょっと可愛いかも。
なんて、バカみたい。
『私は気づいてなかったから、これも沖田さん情報だけど。』
「……たまには良いことするな、総司も。」
その言葉に、私も頷いた。
ホント、たまに良いことするんだよね、沖田さんは。
本当に“たまに”なんだけど。