時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
瑠『まあ………逃げないし。ただね………。』
土「ただ………なんだ?」
瑠『男ばっかりってのは………ね。』
土「むさ苦しいってか?」
瑠『それもある。………だけど。』
―――――「好きだ。だから………良いよね?」
―――――『良くない!やめろっ!イヤァッ!』
―――――「好きだ、好きだ、好きだよ。強気な君も、俺の下で鳴いている姿も………。」
―――――『やめろ!やめてくれっ!……ゥアッ!ヤアァッ!』
瑠偉は小さく縮こまってカタカタと震えている
………何かに怯えているようで
何かを必死に忘れようとしている
土「おい。お前………顔真っ青だぞ。」
土方は瑠偉の側に寄って手を伸ばす
………が
――――パシッ
土方の手は瑠偉に払いのけられた
土「………。」
瑠『!!!ご、ごめんなさい!』
瑠偉は謝ると
一目散に土方の部屋から出た