時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
土「………俺は優しくねぇから"鬼"といわれている。」
瑠『言われてるね。でもさ、誰かが土方の役をしなきゃいけないんでしょ?
だから自ら嫌われ役になったんでしょ?』
局長が嫌われたりしたら
組が成り立たないから俺が………とか思ったんだろうな。
土「………優しくねぇよ。」
土方はそっぽを向きながら言う。
…けどさ
瑠『ハハ。まあ、そういうコトにしとくよ。』
耳が少し赤くなってるのが見えてるよ。
土「ありがとな。」
瑠『まあ、土方の怒った顔は鬼より醜いけどさ(笑)』
土「…ってめ!人がせっかく感謝を」
瑠『うん。土方に感謝されるのが気色悪かったからつい毒舌が………ね?』
土「今の言葉も毒が入っとるわ!」
瑠『あと照れてるのも気色悪かったぁ…。
あー、もう。鳥肌たっただろ。どうしてくれる。』
土「どうもしない!」
瑠『土方よ、自分の行動に責任をとりなさい。』
土「てめぇ何様だ!」
瑠『瑠偉さま。』
土「即答すんな!」
瑠『………。』
瑠偉は返事をしない。
土「おい。返事は?」
瑠『即答すんなと言われたから間を空けて答えてやろうと思ってな。』
土「………もう良い。はよ寝ろ。」
瑠『はいはい。』
こうして1日が終わった。
かなりメチャクチャな1日だったが………。