甘い俺様彼氏に溺愛された天然彼女

side龍

『うん。いいよ。何?』

そう言いながら振り返ったくるみの透き通るような肌に思わずドキッとする。

「小村さんのことずっと好きだったんだ。よかったら俺と付き合ってくれない?」
告白しながら内心ドキドキだった。
なんせ俺はくるみとまともに話たコトなどないのだから。
俺は七穂学園の王子様とか、わけのわからない理由で毎日キャピキャピした女子に、つきまとわれている。
そのせいで今まで1度もくるみに近づけずにいるのだ。

案の定くるみは『でも私三浦君のコトよく知らないし…』と言ってきた。

でも俺は諦められない。
[友達から]ということで、くるみとの関係はスタートした。
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