本当の愛を知った日


「あたし…アツが好き」


紗結の心臓はバクバクだった。

敦史の顔が見れず紗結は再び下を向いた。


少しずつ学校へと近付いていた。

登校中の生徒もちらほらいる。


そんな中、

敦史は紗結の手をぎゅっと握りしめた。


「俺も、紗結が好きだ。
ずっと紗結のこと守っていきたい」


繋がれた敦史の手のひらから、想いが伝わる。




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