本当の愛を知った日


それぞれが自分のやりたいことを一生懸命頑張っている。

別々の道に進んだ今でも、7人の関係は変わらない。


そして、お互い気持ちが通じ合ったままの紗結と敦史の左手の薬指には、

お揃いのペアリングが並んでいる。


紗結の指にはめられているのは婚約指輪。

そう、二人は結婚を控えていた。


5年間変わらなかった想いは今、“結婚”という形で一生残ろうとしている。


敦史にとっては紗結は“一生のうちの、たった1人の恋人”となった。


そして、爽やかな秋風の中、仲間たちに祝福されて、紗結と敦史は結婚した。




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