本当の愛を知った日


「じゃあ、俺がそいつより紗結のこと幸せにするから」


そう言う敦史の顔はとても真剣で。

紗結は引き込まれそうになった。


付き合い始めたころ、お互い気持ちなんてなかったはず。

なのに敦史は、いつも紗結が安心する言葉をかけてくれて、

紗結はそんな敦史の言葉に、安心したり愛おしくなったりする。




< 98 / 210 >

この作品をシェア

pagetop