ひまわりの丘
外にずっといたからだ。目が潤んでいる。
頬も赤く染まっていて、それがとっても愛おしく思えた。
「何考えているのか、わからない時がある」
前からわかっていたはずなのに認めたくなかったんだ。
「はじめて会った時から見透かされてるようで……あたし、違うって……そんなはずないって」
違くなかったの。ただ認めるのが恐かっただけ。
「俺はわかってたよ」
「……なにを?」
「俺の気持ちも、由那のことも……はじめて会った時から」