ひまわりの丘
次の土曜の夜。
マモルおじさんの家で、隼太(ハヤタ)の“お帰りなさい会”が開かれた。
マモルおじさんにキョウコさんとリツコちゃん。
チョウさんにジンさん。
それから蒼太君に、隼太。
サキさんは『わたしはいいから、行ってらっしゃい』って送りだしてくれたけど。
目の前でみんながお酒を酌み交わす中、未成年のあたしは少し気後れしていた。
こんな時は、大人っていいなって思う。多少はね。
未成年といえばリツコちゃんもだけど、こうやって見てもやっぱり、十七歳には見えないかな。
大人たちはアルコールの力のせいなのか、どんどん盛り上がり方が増していく。