死んだ彼への手紙
拝啓紅太。
拝啓紅太。
紅太。
ねぇ。紅太。
何度呼びかけても君は戻らない。
なんで黙ってたの…?
私はそんなに頼りなかったかな?
始めて会った時…
優しくて明るくて…
皆の憧れで…
私はそんな紅太の恋をしてしまって…
君の事を考えてると胸がキュウってなって
でも、そんな感覚は嫌いじゃなかった。
それに、君が与えてくれたものだもの。
嫌いなはずない。
そのあと、たくさん笑ったね。
君のおかげだよ。
笑顔をくれて、幸せをくれて…
結婚してください。って言ってくれて…
嬉しかったよ。
でも…結婚式の突然…
君は…君の魂は…
天国へ…去ってしまったんだ。
神様を恨んだ。
どうして私の大切な物ばかり奪うんだって…
私はどうなってもいいからって…