最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
おバカな未来が頼りにされる日が
来るなんて


はぁくんもきっと
ビックリ仰天だろうな


そう考えると笑ってしまった。

オーストラリアの時差は
さほどこっちと変わらない
季節のよって違うようだけど
だいたいそんなに変わらないから
毎晩交換するメールにも
そんなに支障がない。

だけど
秘密にしてることが多くて
最近ネタ切れになってきた。


生徒会の話をしたら
もっと盛り上がれるのに
これは秘密だから
話せない……


少しメールをしてると
疲れて途中で
私は寝てしまうことが多くなった。



『未来?また寝たのか?
まったくおまえは眠り姫か?
宿題したのか?
俺はもう少し勉強してから寝る。
おやすみ~』

朝起きると
そんな感じのメールが
増えていった。



学祭に向けて忙しさは
ピークに達して
メールの回数も減って行った。


でも私は忙しくて
それがどういうことになるのか
考える暇もなかった。



朝 飛び起きて
学校に行き


夜遅くまで準備に明け暮れて
必死に宿題を終わらせて


ボロボロでシャワーをして


はぁくんのメールの途中で寝る……


そんな繰り返しだった。
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