最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
やっとのことで前夜祭

先生たちを囲み
全校生徒たちのフォークダンスが
始まった。


思い思いのパフォーマンスで
大盛り上がり


みんなが笑顔なのが
何より企画をしてきた私たちに
とっては成果を
感じられて嬉しい。



音楽が途切れた時

「よっ」と声がした。


私が顔を上げると
宏也が笑っていた。


「あ…」



「おまえの提案なんだってな~
今回の学祭めっちゃ楽しみって
みんな言ってたぞ。」



「そう言ってもらえて
嬉しいけど・・・・・」

宏也が私の手をとったので
慌てて手をひっこめた。


「んな緊張しなくていいよ。
もうちょっかいかけないからさ。」

宏也が笑った。



「おまえに言われて
ちょっと考え中だったんだ。」

音楽が鳴り出した。


「いい方に変われればいいね。」



「おまえも変わったよな。」



「わかる?
見つめ直しも大事だね…
私はつくづくそう思ったよ。」



胸を張って
言いきってみた……。
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