最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
「何が無理なんだ?」

はぁくんの目が怒っていた。


「いや…あの……
あ…瑠琉とハッキリさせろって…」

私はしどろもどろになった。


「チッ・・・」舌打ち


思わず

「変わったんだね…はぁくん…」

とつぶやいた。



「何が?」


光る目が怖くて
タジタジになった。


「そんな…怖い顔…見たことなかった
私の知ってるはぁくんは
優しくていつも笑ってた……」



「そうだったか?
じゃあ 未来には一部分の
俺しか見えてなかったんだよ。」



はぁくんがバカにしたように
私を見た。



「俺は必死で未来の前で
自分をおさえてたからね。」



「おさえるって?」



「おまえに嫌われないように
必死だったから・・・・
だからきっと疲れたんだよ。
全部の自分を出せなくて
いつも未来を守る王子さまで
いたくてさ……」



「そんな……」


「無理して疲れて
未来から逃げ出したんだよ。」

そう言ってはぁくんは
歩き出した。

そのの言葉に
胸がしめつけられた。
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