最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
コンビニで立ち読みをしながら
はぁくんを待った。
雨はけっこうな降り

でもおかげで
迎えに来てくれるから
ラッキーかな。

しばらくして傘をさした
はぁくんがガラス越しに立っていた。

足をひきずりながら
店を出る。


「まったく手がかかるな~
っておまえどうした?」


「ドジっちゃって…」


「ひどいのか?」


「肉が見えてた。」


「チャリできてよかったな。」


「二人乗りはダメなんだよ~
いいの?」



「早く迎えに来たかったし
仕方ない…緊急事態だ。
濡れるけど我慢しろよ。」



はぁくんの背中にしがみついた。


  好き 大好き


  きっとはぁくんより
  好きになれる人はいない


今日の雨とドジったケガに
ちょっとだけ感謝した。

宏也のことは
忘れればいい……

もっと強く
ダーリンにしがみついた。
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