幸せの欠片
フワフワ落ち着かない日が続く中あたしは生きていた。



ある冬の日の夜中、あたしは誰かの、でも聞いたことのある叫び声で目覚めた。

「………ッ!!」

その時あたしは一階にいる3つ上の兄・真人(まさと)の部屋で一緒に寝ていた。

「「ん~…?」」

扉の隙間から灯りがもれていて階段の上に2人の影が見えた。
それはパジャマ姿のお父さんとお母さんだった…。

なんでいるの?
何を争っているの?

何故か分からないけど一瞬で悲しくなったのが分かった。
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