幸せの欠片
「お兄ちゃん…。」

「大丈夫だから。」

しばらくした後お父さんが真人の部屋に入って来た。
「…起こしてごめんな?」
そう言っていた父は悲しげで疲れきっていた。

暗くてよく見えなかったけどだんだん目が慣れてくるとお父さんのパジャマのボタンが取れていた。
「お父さん…。」
知りたくなかったけど全部事実という事を物語っていた。
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