*あなたを失いたくない*

そんな声は幼心には酷すぎた。

姫にいくら感情がなくとも・・・。





白い陶器のような頬から
きれいなきれいな涙が零れ落ちた。



それはみんなのいう悪魔とは
ほど遠い・・・


・・・そうそれは天使が涙を 
      落としたように見えた・・・・。
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