未完成な僕ら


「べつに…めんどくさかったから…」

ブスッとしながらもごもご答える。

「そっか。」

冬弥は立ち上がって

「けど、サボるのは今日だけにしとけ(笑)母さんも怒ってはいるけど、お前のことが心配なだけなんだよ。」

と言って優しく微笑んだ。


じゃあ、なんで3時間も説教されなきゃいけないんだよ…

と思ったけど、

「ん。わかった。」

と素直に頷く。


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