【完結】キミと運命と裏切りと涙。
「イヤだって気持ちはわかる。でもいつまで逃げてたってなんの意味もないぞ」
「……あたしは別に逃げてなんて」
「お前昨日母親となにがあったんだ?」
「……どうしてそんなこと聞くんですか」
「母親が泣いてたからだ」
「……別になにもありません」
「もしかして母親になにか言われたのか?」
「あなたには関係ないじゃないですか。……どうしてそんなこといちいちあなたに説明しなくちゃイケないんですか」
「決まってるだろ?お前が心配だからだよ」
「だからって赤の他人にそんなことまで言わなくちゃイケないんですか。……そんなのおかしいじゃないですか」