【完結】キミと運命と裏切りと涙。







「ウソッ……ほんとに覚えてないの?」


「だから昨日のことなんか全然覚えてねぇんだよ。……それになにがあったのかすらまったく思い出せないんだよ」


「……ヒドい。もしかして昨日のことはなかったことにでもしたいの?」


「だからほんとにそんなんじゃねぇんだよ!!」


「……わかった。じゃあ覚えてないなら教えてあげるわ。昨日なにがあったのか」


「えっ……あっ、ああ」




昨日ほんとになにがあったのか知りたいと思う。


……でも逆にイヤな予感がして怖くなる。




いまの自分のこの姿を見たら、もう言われる言葉は大体予想がつく。
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