【完結】キミと運命と裏切りと涙。
「……あたしたち昨日ね、このベッドの上で結ばれちゃったの」
ほら、やっぱりきたよ。
なんとなくそーゆうことだろうなとは思った。
でももしそれが本当だったら、俺はこのベッドの上で仁科と……。
「ウソだ。……そんなの絶対ウソだ」
首を横に振ってひたすらそう言い続ける。
「ウソじゃないよ。……ほら見て」
そう言って首筋を見せてくる仁科。
「……こ、これは?」
「咲哉が昨日あたしに付けたキスマークだよ」
「……う、ウソだろ」
そんなこと絶対信じたくない。