【完結】キミと運命と裏切りと涙。







まるで人が変わったような感じだった。




「おい……マジでやめろって。お前おかしいぞ?」


「じゃあなんであたしのこと抱いたの?……あたしのことフッたくせに」


「だからマジでなんにも覚えてねぇんだって。だからお前を抱いたなんてことも覚えてないんだよ」


「きっとまだ目が覚めてないだけだよ。咲哉は昨日あたしのこと抱いたんだから」


「……それほんとか?」


「当たり前じゃない。そんなことウソついてどうすんのよ」


「……マジかよ」


「ねぇお願い……もう一度あたしを抱いてよ。ねっ?」


「おい、やめろって……いい加減にしろよ」
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