【完結】キミと運命と裏切りと涙。







ピーンポーン……。


気づいたら早足で向かってしまった笹川の家。




……どうしても真実が知りたい。


その一心で来てしまった。




「はい……っ!?」


玄関から出てきたのは、いま逢いたかった愛しい人だった。




「笹川……逢いたかった」


「……っ、なんでここに」


「仁科から大体のことは聞いた。……でもあとは本人から聞けって言われたんだ」


「……そうですか」


「なぁ笹川、正直に答えてくれ。……俺を守るってどーゆうことだ?」


「……すみませんが、それは言えません」


「なんでだよ!?」
< 432 / 544 >

この作品をシェア

pagetop