【完結】キミと運命と裏切りと涙。
ピーンポーン……。
気づいたら早足で向かってしまった笹川の家。
……どうしても真実が知りたい。
その一心で来てしまった。
「はい……っ!?」
玄関から出てきたのは、いま逢いたかった愛しい人だった。
「笹川……逢いたかった」
「……っ、なんでここに」
「仁科から大体のことは聞いた。……でもあとは本人から聞けって言われたんだ」
「……そうですか」
「なぁ笹川、正直に答えてくれ。……俺を守るってどーゆうことだ?」
「……すみませんが、それは言えません」
「なんでだよ!?」