【完結】キミと運命と裏切りと涙。







「好きな女の心配しちゃイケないのか?」


「……あたしを心配してくれる人は先輩だけで充分よ」


「またアイツかよ。……なんでお前はアイツしか頭にないんだよ」


「……それどーゆう意味?」


「いまお前のそばに居るのは俺なんだ。……だったら俺だけをしっかり見つめてろ」


「ふざけないでよ。……アンタに命令される必要はない。あたしに命令しないで」


「……ほんと俺には冷たいよな、お前。アイツの時とは大違いな態度だな」


「アンタあたしのことバカにしてんの?それともあたしをけなしてんの?」


「けなしてるわけじゃない。……俺はただ」
< 479 / 544 >

この作品をシェア

pagetop