【完結】キミと運命と裏切りと涙。
「……あなたってやっぱりサイテーですね」
「そうかもしれないわね。わたしはあなたをとても傷つけてしまったんだもの」
「……あたしはともかく、宏輝はどうなるんですか」
「宏輝くんには悪いと思ってるわ。……傷つけてしまったんだもの」
「傷つけたって思うなら、どうして宏輝に本当のことを話さなかったんですか。……日本を発つ前に真実を話すべきではなかったんですか」
「宏輝くんには内緒にしたかったの。……あなたの幼なじみだから」
「幼なじみだからって、別にすべてを隠す必要はないんじゃないですか。……あなたの口から真実を話すこともできたハズですよ」