大好きな君へ!
「会長...大丈夫ですか?」
「えぇ...大丈夫よ」
私は顔を拭いた。
「幸村・・・・くん」
私は、お嬢様ではなく、生徒会長と言う顔をした。
「会長!! あの・・・」
「何?」
私は普通に生きる。
惑わされない。
「会長は僕のこと、呼び捨てで呼んでください」
「え!?」
私は顔が赤くなった。
さっき、少し呼び捨てになりかけたからかな。
「幸村・・・」
「はい!」
私は、少し照れたまんまだった。
誰が・・・こんな頼りない男・・・。
「幸村。秘密にしとけよ!」
つい私は、また言葉遣いが悪かったけど、幸村は表情1つ変えることもなく・・・。
「はい!! 会長」
と笑顔で微笑んだ。