大好きな君へ!
ガラッ...
生徒会メンバーは全員いつもと同じ席に座った。
すると、私は話し始めようとした。
「みんな! どうしたんだ?」
私はプライドのない口調で話した。
ハッと気がついた私は口を押さえた。
「会長・・・」
「幸村・・・・」
幸村が優しく覗き込んできた。
「大丈夫ですよ。会長」
幸村がそう言ったので、私はメンバー全員を見回した。
「ごめんなさい。私、こんな性格なの...だから」
私は顔を鎮めて言った。
「会長! なんで謝るんですか!」
「そうですよ! 会長!」
「みんな.....」
私は、あふれ出しそうな涙をぐっと堪えた。
「会長。どうしてこんなに気を使うんですか?」
「え・・・・」
私は、本題に入れないまま、みんなのペースに飲み込まれていった。
特に幸村には、譲れないーー・・・・。