【完】アイツの秘密な素顔



「秋奈は、俺が
 ひっぱってでもしないと
 一緒こないだろ?」





いや来るって
大丈夫だよ?逃げません




来なかったら心冬なんか
怖そうだもん




「なんだよその?」





うーん
だって心冬の運動能力に
ついていけるか心配なんだもん





「おまえにペースを合わせてやるから」





「わ、わかった」




そうして
あたしたちはタッタと
リズムよく走り始めた
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