【完】アイツの秘密な素顔



病院に急いで向かったあたしたち





「中西さまですか
 どうぞ、こちらへ」




案内されたのは静かな個室






そこでお父さんは静かに眠っていた





「最善を尽くしましたが
 運ばれたときにはもう」




その言葉は聞きたくなかった





悲しくて、悲しすぎて
あたしの涙は全然




出なかった・・・・
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