大好きな君ぇ贈るコエ
『梨夏…あんたケンカ強いんやね』


「お兄ちゃんに鍛えられててw」

『へぇ~。ま、アタシも強い』

「そうなの!?じゃぁもし瑠衣と奈緒に何かあったら…」

『うちら2人でタッグ組んで…』


『「うふふっふふふ」』


『お前らキモイぞ』

「は?ケンカ同盟が結ばれて嬉しくない訳ないじゃん」

『そうだそうだ』

「ってかなんでまだいるんだよ」

『だからぁ~俺もこっちなの!』


「絶対嘘!美貴があまりにも可愛いから着いてきたんでしょ!」

『えぇ~…悪いけどアタイコレいるから』

そう言って美貴は笑顔で親指を上げた。


「えぇぇえぇぇぇぇ!!」

『マジかよ!!』


『今日も会うの!じゃーね!あと、裕斗!』


『あ?』


『頑張れよ!』


『え!?ちょ!』

『じゃぁーね梨夏ー!』

「え?ば、バーイバーイ!」



美貴は謎だらけだ。


「ねぇ~何を頑張れなの?」

『バカ!お前に関係ねぇよ!』


ッシュッ


『あぅあ!!』


「家までストーカーしてきたくせに何で教えてくれないのよ!」

『は?家まで?』

「そうよ!?」

『もしかして…ココ?』

< 16 / 21 >

この作品をシェア

pagetop