大好きな君ぇ贈るコエ
拓哉兄だけじゃない。


ママも疲れ果てた。


毎晩一人で泣いてた。


パパは真正面からぶつかっていた。


『大事な息子だから』と言ったあの優しい目は、あたしも拓哉兄が好きなパパの目。



拓哉兄も闘っていた。


自分自身と。


それはみんなが分かってた。


コントロールができなくて


1番辛いのは拓哉兄本人。




家族みんなで。


拓哉兄の笑顔が戻る事を祈っていた。


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