大好きな君ぇ贈るコエ
2人で仲良く手を繋いでリビングに行ったらママとパパは大騒ぎ。
パパは普段泣かないのに、泣きじゃくってあたしの人形のリリちゃんと喋っていた。
『リリちゃんっ!息子がな・・・帰ってきたんだ。俺な?嬉しくてな…?涙が止まんねーんだよ…。』
「産まれて初めてパパの泣き顔見た。」
『当たり前じゃな~い!高校からずっと一緒のこのあたしでさえ見たことないんだからぁ』
そう言ったママはさっき作ってたご飯を捨てて、あたしと拓哉兄が好きな料理ばっかり作り始めた。
『ってゆうかパパ。今日産まれて初めて泣いた。』
「ええええええええええ!!!?」
『マジで!?』
『泣いた理由が拓哉でよかったわね?アナタ。』
『あぁ。』
何気ない会話が嬉しかった。
1年の空白があたし達家族に幸せをくれた。
もう・・・苦しまなくて・・・いいんだ。
「パパ?まま?お兄ちゃん?」
『どうした梨夏。』
『どうしたの~?』
『梨夏?』
「あたし・・・。中田梨夏だよ!」
パパは普段泣かないのに、泣きじゃくってあたしの人形のリリちゃんと喋っていた。
『リリちゃんっ!息子がな・・・帰ってきたんだ。俺な?嬉しくてな…?涙が止まんねーんだよ…。』
「産まれて初めてパパの泣き顔見た。」
『当たり前じゃな~い!高校からずっと一緒のこのあたしでさえ見たことないんだからぁ』
そう言ったママはさっき作ってたご飯を捨てて、あたしと拓哉兄が好きな料理ばっかり作り始めた。
『ってゆうかパパ。今日産まれて初めて泣いた。』
「ええええええええええ!!!?」
『マジで!?』
『泣いた理由が拓哉でよかったわね?アナタ。』
『あぁ。』
何気ない会話が嬉しかった。
1年の空白があたし達家族に幸せをくれた。
もう・・・苦しまなくて・・・いいんだ。
「パパ?まま?お兄ちゃん?」
『どうした梨夏。』
『どうしたの~?』
『梨夏?』
「あたし・・・。中田梨夏だよ!」