memory~前世の恋人~【仮】






「嘘はつくな」




「いたっ…」


ピンっと、おでこにデコピンをされた。




「ほら、母さんのとこに見せに行くぞ」



「えぇー…」




「えぇー、じゃない。俺が、ついててやるから」







ぽんぽんっと頭を撫で、先に階段を下りて行く。










「…うん」







撫でたれた頭を触り、小さな声で返事をすると後を追う。






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