マザーオブパールの魔法
しかし、ライトが緑色に変わることは無く、心拍音も小さくなるばかりだ。
私は祖母に大声で呼びかけた。
「起きてよ!まだ何もおばあちゃん孝行してないよ!この前だって、嘘つき呼ばわりしてまだ謝ってもないじゃん!それに、おばあちゃんが死んだら私どうすればいいの?身内の人、おばあちゃんだけなのに。」
ピ・・・コーン。ピ・・・・・コーン。
ピ・・・コ・・・-ン・・・・・ピーーーーー。
死んだ。
医者も心臓マッサージする手を止めた。
時間は丁度次の日になった。
「7月7日、午前0時0分。ご臨終です。」
私以外の人は皆、病室から出て行った。
7月7日。
今日は私の誕生日だ。
祖母は私に自分の死というプレゼントを渡した。
こんなプレゼント、ほしくもない。
神様はいじわるだ。
どうして1人しかいない身内を持っていくのだろう。
しかも、よりによって私の誕生日に。
もう神様なんて大嫌いだ。
数日後、私は仏壇の前で手を合わせていた。
目の前に、いつも祖母が作っていた大きなおにぎりを置いて。
私は祖母に大声で呼びかけた。
「起きてよ!まだ何もおばあちゃん孝行してないよ!この前だって、嘘つき呼ばわりしてまだ謝ってもないじゃん!それに、おばあちゃんが死んだら私どうすればいいの?身内の人、おばあちゃんだけなのに。」
ピ・・・コーン。ピ・・・・・コーン。
ピ・・・コ・・・-ン・・・・・ピーーーーー。
死んだ。
医者も心臓マッサージする手を止めた。
時間は丁度次の日になった。
「7月7日、午前0時0分。ご臨終です。」
私以外の人は皆、病室から出て行った。
7月7日。
今日は私の誕生日だ。
祖母は私に自分の死というプレゼントを渡した。
こんなプレゼント、ほしくもない。
神様はいじわるだ。
どうして1人しかいない身内を持っていくのだろう。
しかも、よりによって私の誕生日に。
もう神様なんて大嫌いだ。
数日後、私は仏壇の前で手を合わせていた。
目の前に、いつも祖母が作っていた大きなおにぎりを置いて。