マザーオブパールの魔法
 「だってそうだろ。お互いに同じ石を持っていたんだから。」
翔が言った。
それを聞いたとたん、私は自分のペンダントを見つめた。
真ん中にはマザーオブパールがきらきらと輝いている。

 「ただいま。」
兄がバイトから帰ってきた。
 「あっ、お兄ちゃんお帰り。」
 「よっ!健。」
 「おう。お前ら来てたのか。」
 「まあな。」

それからしばらく私たちは楽しい時間を過ごした。

 「じゃあ、俺らは帰るわ。」
 「おう。また来いよ。」
 「ああ。清來もバイバイ。」
 「じゃあねー!」
2人は帰っていった。

 「あいつら、いつ来た?」
兄が聞いてきた。
 「うーんと、お兄ちゃんが帰ってくる少し前。」
そう。と兄は答えた。
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