-ネェ…アタシトアソボ
「雄二くん足速いわ」
『そうか?てかここってさ…トイレだな』
『トイレだな…』
「トイレがなんなん?………………うわまじトイレじゃんか!臭っ……あ、花子さんおらんの?」
コンコンコン!
「花子さん~おらんの?」
ゴンゴンゴンゴン
『叩く量増えてね?』
バンバンバキッ!
『バキ?!なに今の音!』
バキベリベキ!
『トイレ見てみねぇ?』
『そうだね…』
『行くか』
『さき~いる~?……………っておい笑』
「花子さん出て来なかったから、無理矢理連れてきたんよ」
『あの音わなに?』
「あ~ドア壊した音や!」
〔あの~あたしわ何をすれば…〕
「あ~成仏してくれへんか?」
〔出来たらもうしてます〕
「じゃあ危険な奴教えてくれへん?」
〔なんで?〕
「いややな~花ちゃん!あたしと花ちゃんの中やん!ニコ」
〔え、なんか勝手に決められたんだけど…てゆーかどんな中だよ〕
「んで誰なん?」
〔ナチュラルにスルーしたよね?まあいいや、女の子かな〕
「女の子?」
〔そう。制服を着た子〕
「そーなんや…ありがとう!」
『さき、次いく?』
「せやな、花ちゃんありがとうなぁ!」
〔うん!バイバイお姉ちゃん達!〕
「バイバイ!」
『次どこいく?』
「廊下いかへん?」
『なんで?』
「なんか口裂け女がいるんやて!」
『『『俺/私そいつ無理!!』』』
「え~!!無理なん?そんな大声出してハモってたら大丈夫やて!」
『『『はもったからなに!』』』
「あははー!」
『さきーまじ俺口裂け女無理だあ!』
「大丈夫や!あたしがついとる!」
『それ俺が言いたかったぁぁぁ!』
「まあええや。行くで」
『なにげ和弥落ち込んでるけどいいの?』
「気にしてどないすんねん」
『てか廊下着いたけど』
「ほんまや」
『いるのかな?』