キケンな幼馴染み。
石段の前で足を止めた。


「何…いきなり…」


息を整えながら聞く。


「嫌だったから…」

「何が…?」


悠くんは少し照れたようにボソリと言った。


「…他の男にみゅーを見られるのが」


それを聞いて何も言えなくなった。

せっかくおさまった熱がまた上がる。
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