キケンな幼馴染み。
石段に腰を降ろし、しばらく無言のまま時間が過ぎた。


「…こういうの昔もあったよな、あの時のみゅーはワンピース着てた」


悠くんが口を開いた。


「…あの時も悠くん、顔真っ赤だったね」


それに答えるように、私も言った。

二人が笑い合う。
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