キケンな幼馴染み。
「桜木さん!行ってきな!」

「中崎くん取り返してきてね!」

「頑張れよ!桜木ー」


みんなの声が私の背中を押す。


「みんな…」


いなくなって初めてその存在の大きさに気付く…

いて初めてその存在の大切さに気付く…

悠くんの大きさ…

みんなの…

友達の大切さ…


「私…行ってくる!」


そう言って、駆け出した。

悠くんのもとに。
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