キケンな幼馴染み。
「もぉーちゃんと考えてよーせっかくの初デートなんだからさ」


そう言って、悠くんはブツブツ歩く。

デートなんて生まれて一度もしたことがない私に、そんなことを言われても困る。

そもそもテストで負けたくらいで、本当にデートするなんておかしい。

そう正当化しながら、頬のほてりを下げた。
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