Real☆〜好きになってはイケナイ〜
-約束〜side*テット-
【side*テット】
「ちょ、テット//
教室でそれはまずいよ…やめて。お願い…」
そんなに簡単に止められるなら、やめてるって…
俺だって、大事にしたいじゃん。こーいうことは。
くそ!!でもムリ。
真っ赤な顔して“やめて”って言う美羽にすら反応しちゃってるし……
『美羽、マジごめん…
俺……―――
……―――
……―――
…――美羽?…』
時間がとまる――…‥
静まりかえった教室で、
声もあげずに抵抗していたのは、
美羽のうっすらと紅くなった頬をつたう大粒の涙。
『俺 サイテー。
ごめん…』
それ以外にかける言葉なんてナイから、美羽を抱き寄せる。
制服だって、こんなに乱れて…
美羽の色白の肌には
握った跡がうっすらとついてるし…
どんだけ必死だったんだよ。
俺は、史上最悪の…アホだ。