Real☆〜好きになってはイケナイ〜
□ B E A R ■
-おまもりBEAR-
『美羽〜さき行くよ!』
「ゆずちゃんごめん!
もうちょっとで…終わりそうなんだ。
先行ってて〜!」
今日中に提出しなきゃいけない課題…
課題を忘れて先生に怒られる。
という夢を見て朝起きて、
課題があったことを思い出した。という…
次は教室移動でみんな移動しちゃった。
誰もいない教室。
「あーー、これノートに書いてあったは…ず…」
手探りで机横にかけてあるカバンに手をかける。
―――プチッ―――
ジャラジャラ〜〜〜…
「キャー!やだ。こんなときに…もぅ。わたしのバカ!」
クリスタルビーズが、
カラカラ…っと小さな小さな音をたてて私から逃げてゆく。
すぐさま、豆粒より小さなクリスタルビーズたちを、必死に拾い集める。
「1…2…3………10、11………
やだ、ひとつ足りない」
『コレ?』