Real☆〜好きになってはイケナイ〜
「光太郎くん!?
……あ、ありがとう……」
テットと同じくらい長身な金城光太郎くん。
床にへばりつくようにビーズ探しをしていた私は、はるか斜め上から見下ろされている。
テットの金髪とは対照的な黒髪。
デザインカットされた前髪が、大きな二重まぶたにかかりそう。
『おまえは、亀か!』
「もうっ//必死だったんだから!仕方ないでしょ///」
スカートの埃をはらったら、頬を少し膨らませて、大事なビーズを受け取る。
『おまえ、相変わらず好きな…。それ……』
呆れた表情の光太郎くん。
「好きとか、そんな時限のものじゃないよ…。
一部なの。
わたしの……」