Real☆〜好きになってはイケナイ〜
わたしって…どうしてこんなにオバカなんだろう。
そして、オバカにはツキもない…――。
ビーズが転がっていった先は、机に伏せて寝ている光太郎くんの足下。
寝てる…――よね?
そーっと…息をひそめて…
ゆっくりと近付くんだ。
ドキドキ…
気付かれませんよーに。
たどり着いた足下。
ビーズにゆっくりと手を伸ばす。
…――ホッ。
つかめたビーズ。
光太郎くんは…!?
机の下から斜め上を見上げる。
寝てる!!!
くるりと光太郎くんに背を向けて席に戻ろうとした、
その時…――!!!!!
「ふぁぁ〜…。あぁ?なに?」